免疫細胞の種類と役割

私たちの身体はいつも様々な病原体の危機にさらされています。
日夜これらの病原体から身体を守ってくれているのが免疫細胞です。

免疫細胞には種類があって、それぞれ役割分担をしています。
敵を発見するもの、敵を排除するよう指令を出すもの、武器をつくるもの、戦うもの、
そして戦いを止めるものなど、実に理にかなったチームプレーを行っています。

敵の襲来を知らせるマクロファージです。
マクロファージはいつもは体内をお掃除しています。
体内に「自分でないもの」を発見するとすぐに急行し、自分の中に取り込んで処理するのです。

しかしどんどん増殖してマイクロファージの手に負えないものが現れると、
「敵が来た!」とヘルパーT細胞に助けを求めます。
助けを求められたヘルパーT細胞は、司令塔の役割です。

攻撃対象を認識し、キラーT細胞とB細胞に攻撃命令を出します。
命令を受けたキラーT細胞は普段はおとなしくしていますが、
ヘルパーT細胞から指令があるとサイトカインの刺激を受けて活性化し、異物を攻撃します。

感染した細胞にとりついて殺傷する力をもっています。
ウィルスの増殖がすさまじく殺傷性が追い付かないときには、ヘルパーT細胞の命令を受けたB細胞が活躍します。

B細胞は抗体という武器を作ります。
B細胞は攻撃対象・病原体がどんなものかを調べ、それに対応できる抗体を作り出すことができるのです。

また先ほど指令を出したヘルパーT細胞も抗体づくりを手伝ってくれます。
指令を出しっぱなしじゃないんですね。

このチームプレーで敵をどんどん攻撃していきます。
放っておくとさらにどんどん攻撃してしまうところに「もういいよー」と合図を出してくれるものがいます。
スプレッサーT細胞です。
過剰に攻撃してしまったり、抗体を作りすぎたりするのを止めてくれるおかげで、やりすぎることがなく安心です。

さらにナチュラルキラー細胞というものもいます。
凄い名前ですね。
その名の通り殺傷力が高く、いつも体内をパトロールして回り、
がん細胞やウィルスに感染した細胞を直接見つけ出して攻撃できます。
その他にも細菌やカビを食べてくれる好中球、
寄生虫への免疫になる好酸球、炎症反応に関与する好塩基球があります。
これらは合わせて顆粒球と呼ばれています。

免疫細胞はいつも私たちの身体を守ってくれる頼もしい存在です。